勝俣美秋の和楽日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

マクベス、質問1。

先日、終わったマクベス。やはり、有名な本なので、皆様からのアンケートやメールや直接聞かれたりで、質問、話を聞きたいなど多数いただいた。ゆえに、ここ数回のブログはマクベスに触れてみようと思う。

まず、質問が多かったのは魔女について。

マクベスをお読みの方はご存知だろうが、実際本には三人の魔女として、三人しか登場しない。
が、魔女は風を操り一人一人に魔女の手先がいるとある文献に書いてあった。魔女の台詞に、『三度ないたぞぶち猫が』『三度と一度はハリネズミ』『ひきがえるかい』などあるが、この人たちが魔女の手先なのだ。ならば、手先を舞台上に出してしまい、いいは悪いで悪いはいい、の観念にあわせいろいろなことをやってみたらどうかと思い、登場させた。そしてキレイな動きもキタナイ動きも意識的にできるダンサーにすることにした。この企みは、ダンサーの技術、長橋の振り付け、小島の衣装との融合のもと、うまく行ったのではないかと思っている。面白いシーンがたくさんできた。

魔女については客席を見つめる動作をたくさんいれてみた。魔女を鏡的な役目をさせることにより、マクベスの話ではなく、あなた自身のお話だ、との効果をねらってみた。本当は舞台美術を全面鏡にしてみたかったのだが、予算が膨大にかかる為断念した。結果、魔女の役割にしてよかったのではないかと思っている。あと、魔女は風を操るといわれており、マクベスの原作にも船を風で沈没させた、などかかれているが、わらくの魔女たちは、風を吹かせたり、風が吹くと笑ったり風をイメージさせる動きをすり足でやったりした。最初の客入れの時と客出しも風の音だ。つまり、魔女はどこにでもいるしいつでもみてる、イツモイマノオマエヲミテイルという存在にしてみた。だから、僕は、原作には書いてないところでちょいちょい登場させた。その、いつでもみている存在を、神といっても、運命といっても、お天道様といってもいいだろう。だから、どこにでもどんな形でもジユウジザイに出てくるのが魔女!

いいは悪いで悪いはいい。

だいたい魔女たちの台詞は、わけのわからんことをいっている。本当に意味のわからんことを。
これを俳優なり演出家がどう理解し、どう見せるかが魔女の難しさだ。リアリティをもって演じても面白くないし、いいは悪いので、ただ怖いだけではしょうがない。情報社会でなんでもしらべればわかり、わかりやすいものがよしとされどんどんと重層性がなくなっている現代、見えるわかるものしか信じず、見えないものやわからないものへの畏敬や畏れがなくなってしまった現代へのアンチテーゼとして、よくわからない、ナニカエタイノシレナイモノを出した。だから、女性が坊主で白塗りでいいのだ。客席をガン見してもいいのだ。台詞なんかわからないままでいいのだ。わけがわからないんだから。とにかく、エタイノシレナイモノがイツモオマエヲミテイル、のだ。だから、受付のお姉さんも最後は白塗りなのだ!!

そんなこんなの魔女、でした!
次回は、賛否両論!!選曲について触れてみようかと!
スポンサーサイト
  1. 2012/12/01(土) 14:44:55|
  2. 未分類
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。